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  1. マーガレットの花束を手に

特集

マーガレットの花束を手に
花/彩りのおくりもの
マーガレットの花束を手に
2019.05.07

子供の頃、巡りきた春に。
庭の花壇には白、黄色、ピンクの可憐なマーガレットが花を咲かせていました。








摘んだ花を母に渡すと笑顔で受け取ってくれて、いつものクリスタルの花瓶に。
お日様に当たるとクリスタルのカットが輝き、マーガレットも一緒にキラキラ。
それが嬉しかったのを覚えています。

マーガレットは「誠実」「慈悲」「安らぎ」などのシンボルとされていることから、
子供にとっては母親のイメージと重なるのかもしれません。

純白で丸く咲く清楚な花姿が真珠をイメージするマーガレット(Marguerite)の語源は、
ギリシア語の真珠を意味する「Margarites(マルガリテス)」からきていると言われています。
ヨーロッパでは女性の名前に「マーガレット」が多く見られます。
それは、直接的にはキリスト教の聖人「アンティオキアの聖マルガリタ」が由来とか。
語源である「真珠」や清らかで可憐な花姿から、王妃、女王、そして皇后などの
高貴な女性の名前にも良く使われています。

この名前を持つ王妃で思い出すのが、19世紀イタリアのウンベルト1世の王妃マルゲリータです。
本場ナポリの代表的なピッツァ マルゲリータは、この王妃マルゲリータに由来しているというのは有名なお話。
彼女は慈悲深く、慈善事業や芸術の発展に尽くしたことから、大層国民に愛されました。
その国民が感謝の意を込めて命名したのが、彼女が気にいって食していたピッツァ。
また、映画「ローマの休日」のモデルと伝えられる、英国のエリザベス女王の4歳年下の妹、
マーガレット王女も皆様の記憶に残っているのではないでしょうか?
彼女もまた、麗しく、美くしかったですね。

以前、テーブルコーディネートの撮影で、マーガレットのテーブルを作りました。
清楚で素直なナチュラルな女性。
家庭的でお料理が上手で明るい女性。
そんなイメージのテーブルです。
ナプキンにもマーガレットを飾りました。
シンプルな花姿が愛らしく、テーブルを豊かにしてくれます。











元々はカナリア諸島が原産地のマーガレット。
17世紀末にヨーロッパに渡り、日本では大正時代から栽培されるようになったそうです。
白色の一重咲きの他、黄色やピンク、八重咲きのものもあります。









先日、マーガレットのケーキを見つけました。
バームクーヘンで有名なドイツの「ホレンディッシェ  カカオシュトーベ」の
マルガレーテンクーヘンです。
白と黄色の部分はマジパンで出来ていてとても可愛いですね。
今年の母の日は幼い頃の記憶を思い出し、母のイメージが重なるマーガレットの花束と
このお菓子を携えて家に帰ろうと思います。










母の日の贈り物にあれこれ悩んだら、母に会いに行くことも贈り物の選択肢の一つではないでしょうか?
「母と一緒にいる時間」
昔話でも、将来の話でも、母と話をする時間と言うのは大切ですね。
もうすぐ母の日。
新しい年号「令和」を迎えてすぐの母の日です。
どうぞ、健やかに、素敵な母の日をお過ごしください。



 

鬼頭郁子

旬を取り入れた花とテーブルの教室は主婦からプロまで幅広く支持され、全国から生徒が通う。
サロン主宰やスペシャリストを目指す方も多く、多数の教室主宰者を輩出、その育成にも力を入れる。
トップブランドのコーディネートやプロモーションに関わるなど、多くの企業の花や食文化に関するセミナーをおこなっている。
著書「上質な暮らしの提案-アールドヴィーヴルを楽しむ10のアプローチ」(講談社)他多数。
銀座にてリモージュ磁器「アビランド」日本公式販売店

http://musee.co.jp/

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