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爽やかなマグノリアの香りに誘われて
花/彩りのおくりもの
爽やかなマグノリアの香りに誘われて
2020.04.13

春の風に乗って、どこからともなく漂う上品で爽やかなモクレン(マグノリア)
の香りと気配に、思わず周りを見渡したことはありませんか?
モクレン(マグノリア)の歴史は人類よりもはるか昔からはじまります。
この地球上で一番に古い花木とも。

日本では白亜紀頃のモクレン(マグノリア)の化石が見つかり、
現在の花木の祖先だといわれています。
また、栽培は平安時代からはじめられたとか。
このように、私達にとっても身近に観察できる花木なのです。

マグノリアと呼ばれる大きな種類の仲間のひとつがモクレン。
アジアを中心とした北半球に約90種が分布しています。
そして、私達が良く知るモクレンの他に、こぶし、泰山木(タイサンボク)
などがこのマグノリアの仲間になります。

ところで、あまり身近に感じないマグノリアという呼び名。
まずは、欧米のフレグランスや香水アロマキャンドルなどを思い浮かべます。
ゲラン社の「L’INSTANT DE GUERLAIN / ランスタン・ド・ゲラン」をはじめ
マグノリアの香りをメインとして作られた商品がたくさんあるせいではないでしょうか?

 

 

 

 

フレグランス類の精油は、マグノリアの仲間の泰山木から抽出したもの。
イランイランのような甘く爽やかな柑橘と蠱惑的な香りが混ざった印象的な香りがします。 
一度、経験すると忘れがたい香りから、映画や曲のタイトルにもよく使われていますね。
欧米では、この泰山木を主にマグノリアと呼び好まれています。

香りが強いことから、お料理をいただく食卓に飾る事はあまり無いのですが
私は花として飾らない分、絵皿として好んで使っています。

 

 

 

 

そのエレガントな花姿から、リネンやファブリック、インテリア等のモチーフとしてもよく見かけます。
HANAE MORIの新作もマグノリアをあしらったアイテムを提案していますので
少しご紹介を。

 

 

 

 

 

 

夏に持ちたい爽やかな大小のかごバッグは、マグノリアのお花を刺繍で。
単独でも使える便利なインナーポーチも付いています。

透け感も美しいシルクのロングスカーフは、繊細なタッチで描かれたマグノリア。
手洗いのお洗濯もOKな、冷房よけにも活躍するアイテムです。

 

 

 

 

マグノリアの仲間、モクレンの中には白いハクモクレンとピンクのシモクレンがあります。
ハクモクレンは幹が単一で太く開花時は3月頃、花びらは9枚です。
花は必ず上向きに咲き、暗くなると閉じる習性があります。
春の訪れを待ち望むように咲く姿から、原産国の中国では「望春花」という別名を持っています。

シモクレン(紫モクレン)は根元から複数の幹が立ち上がり、4~5mほどの中高木。
花びらは6枚で、開花中に葉が出て花が終わるころには葉は隠れてしまいます。

 

 

 

 

 

昔は樹皮を煎じて、お茶の代わりや風邪薬にしていたそうです。
花は色々な方向を向いていて、花の下に葉が一枚だけついています。

最後に、泰山木は北アメリカ原産の種類で、明治時代に日本へ渡来しました。

 

 

 

 

樹高は20mぐらいとなり、直径20cmほどの大花を6月頃に咲かせます。
世界各地、日本でも公園樹や街路樹として見かけることがあります。

このようにたくさんの種類のあるマグノリアですが、西洋での花言葉は
Love of nature「自然への愛」
これは、春と共に一気に芽吹く姿に由来しています。また、最古の花木ということから
「持続性」という花言葉も付けられているそうです。

さて、モクレン、こぶしなどは春が開花時期なのですが、初夏にかかる5月下旬からは
ちょうど泰山木の開花時期。
素晴らしく大きなお花の甘い爽やかな香りを楽しむことができます。

残念ながら遠くへの外出が制限された今年の春だから、上品なマグノリアの気配を
近くの公園や街なかで探してみませんか。

 

 

鬼頭郁子

旬を取り入れた花とテーブルの教室は主婦からプロまで幅広く支持され、全国から生徒が通う。
サロン主宰やスペシャリストを目指す方も多く、多数の教室主宰者を輩出、その育成にも力を入れる。
トップブランドのコーディネートやプロモーションに関わるなど、多くの企業の花や食文化に関するセミナーをおこなっている。
著書「上質な暮らしの提案-アールドヴィーヴルを楽しむ10のアプローチ」(講談社)他多数。
銀座にてリモージュ磁器「アビランド」日本公式販売店

http://musee.co.jp/

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