勉：母が料理をしてくれるのですが、手の込んだパスタや丸鶏のローストチキンとかを作ってくれて、どれもとてもおいしい。家だとみんな集まりやすいので、家族がコミュニケーションとれる貴重な時間だよね。
パメラ：家族が集まると大人数なので、いつもコストコで大容量の食材をたくさん買います。コストコは大好き。
------以前のインタビューで、「昔は料理が得意ではなかった」とおっしゃっていましたよね。
パメラ：料理はあまり好きではなかったです。子ども達が大きくなって、独立してからのほうがとても楽しい！ 一人で手作りしている時間は夢中になれます。
-----パメラさんはハーブにもハマってるんですよね？
パメラ：そうなんです。今の季節におすすめなのは、セージやミント、ユーカリなどをドライにして、束ねて麻で巻いて窓際に飾ること。これは天然の虫除けになるんです。香りもよいし、蚊取り線香いらず！ あとはラベンダーやローズマリー、カモミールなども好きなハーブです。
勉：そういえば、こないだ急にニキビができてしまったんですが、母が手作りしたニームやティーツリーなどのハーブと重曹を混ぜたものを塗ったら、翌日すぐに治ったんですよ！
パメラ：魔女みたいでしょう？（笑）。でも、本当に効くんですよ。塗って寝れば朝起きたらニキビや傷が治っていたりします。ハーブの力はすごいんです。
勉：あと、燻製にもハマってるよね？
パメラ：そうなんです。以前のインタビューでもお話しましたが、肉を干したジャーキーを作ってドッグフードにしたり。なんでも燻製にしちゃいます。
-----楽しいおうち時間ですね！
パメラ：もともと一人でも楽しめるタイプなんです。
勉：母の長所は、ネガティブなシチュエーションでもポジティブに変えるパワーがあるところ。どんな時でも前向きなところはすごいと思います。
パメラ：ふふふ。ありがとう。でも、やっぱり家族と会って話したり、食事をするのは楽しいですよね。落ち着いたらみんなで旅行にも行きたい！
勉：本当だね。今は、外に出かけられないぶんアート活動に集中できているので、それはそれで良いことなのですが、旅はできるといいね。
パメラ：その日を夢見て、今はおうちタイムを満喫しましょう。
【PROFILE】
Pamela Mori
森パメラ
森英恵のアシスタント・デザイナーとしてスポーツウエアラインを任され、1999年5月にパリ・コレのプレタポルテの企画を担当。2004年から2年間HANAE MORIライセンス・クリエイティブディレクターを務めた。アメリカ・カリフォルニア州生まれ。モデルとして来日後、80年に森英恵の長男、森顯氏と結婚して5人の母に。
Ben Mori
森勉
ロードアイランド・スクール・オブ・デザイン、グラフィック学科卒業後、アーティストとしての活動を開始。国内外アートフェアにも数多く参加している。
＞スタッフ
撮影／中田陽子〈MAETTICO〉 取材・文／竹尾園美
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