特集 SALE

新規会員登録で割引クーポンプレゼント中会員登録はこちら ▶

0

特集

旅のバッグ
家族/暮らしのおくりもの
旅のバッグ
2018.05.14

渡航経験がとくに豊富というわけでもないけれど、「旅が好き」という気持ちと、「知恵とテクニックを獲得してもっと旅上手になりたい」という意欲だけは人一倍だという自負がある。だから旅の予定が決まると、前回までの課題点を思い出し、今回はそれをクリアできるようにと、準備段階から気合を入れる。

 

 

海外旅行のたびに痛感することの一つが、バッグ選びの大切さ。バッグの使い心地に満足できれば、旅が終始スムーズで快適だったという印象が残るし、反対にどこか使いにくさを感じるバッグを持って行ってしまったときは、ちょっと残念な回として記憶に刻まれるほど、その存在と役割は大きい。

昨年は家族旅行をテーマにした著書を出版したり、今年も大人の母娘旅の本の制作に携わっていたりで、旅慣れた人たちの知恵に触れる機会に近ごろ恵まれている。その甲斐あって、海外旅行用バッグの選び方に関しても、「ここを押さえれば失敗しない」というポイントがだんだんしぼりこめてきたように思う。

 

 

たとえば、長時間フライトで機内に持ち込むバッグは、エアピローや洗面用具、本、寒さよけのストールや上着、くわえて免税店での買い物も想定して、ある程度の収容力が必要だ。しかもチェックインから搭乗時間まで空港内をぶらぶらショッピングしたいとなると、バッグ本体は軽ければ軽いほどうれしい。

周囲を見回すと、世代を問わず多く見かけるのはリュックサックで、両手が空くことで身軽な気分になれるのと、複数のポケットで荷物の整理がしやすい点はたしかに魅力だと思う。でもパスポートや航空券や財布を出し入れするたびに、背中からリュックサックをおろすのは実は意外と手間だし、ファッションの観点からすると、大人の女性にはちょっとカジュアルすぎる面もある。

 

 

そうしていろいろ考えると、快適でバランスのいい手荷物バッグは、大きめのボストンタイプと貴重品を入れるショルダータイプの2個持ち、というスタイルに行き着く。その2個を搭乗と同時にできれば1個にして(つまりショルダーをボストンの中に入れてしまう)、座席頭上の物入れではなく、前のシートの下に収める。これは実際に試してみると、どうしてもっと早くやらなかったのだろうと悔やまれるほど、便利で気楽。なにより隣席の人にいちいちことわって通路に出て、急いで物入れから荷物を出さなくていいのだ。本でも筆記用具でも洗面用具でも、必要なときに足元のバッグから取り出して、用が済めばまたすぐ戻すことができる。ただしキャリーケースではどんなに小型でも座席下にはおさまらないから、ある程度やわらかい素材で、型崩れなどを気にすることなくラフにつぶせるタイプのバッグがいい。加えて、うっかり荷物がすべりおちたりしない、しっかりしたファスナーやスナップが施されているものが理想的だ。

 



こうして空港と機内では大活躍のボストンバッグも、滞在中は、街歩きに持ち出すにはやや大きいため出番はお休みとなる。だからホテルに着いて中身を取り出したら、ぺたんとおりたたんでスーツケースにしまえるととてもありがたい。さらに着脱が簡単なショルダーストラップがあれば、おみやげで荷物がふくらみがちな帰路も大助かり。

 

 

移動中も滞在中もずっと身につけておきたいパスポートは、ショルダーバッグの内側のポケットに。このショルダーバッグは、いくら治安のいい街でも開口部にファスナーがついているものが安心。とはいえ見るからに機能重視ではなく、シンプルでさりげないデザインのものが1個あれば、毎日変わるコーディネートにも自然になじんで、旅のおしゃれをサポートしてくれる。

 

軽快で使いやすいバッグに出会えたら、楽しい旅は約束されたようなもの。爽やかな風と日差しに誘われるように旅に出たくなるこれからの季節、さて、次の行き先はどこにしよう。


掲載商品は下記リンクより詳細をご覧いただけます。

ロゴジャカードのボストンバッグ
ロゴジャカードのトートショルダーバッグ大
デニムナイロンのトートショルダーバッグ


 

おがわ・なお/1972年生まれ。文筆家、編集者。
著書に『心地よさのありか』(パイインターナショナル)、『こころに残る家族の旅』(京阪神エルマガジン社)、『家がおしえてくれること』(KADOKAWA)、『おしゃれと人生。』(筑摩書房)などがある。暮らし、旅、ファッション、インテリアなどをテーマに執筆と出版物の制作を行い、自身のウェブサイト「Table Talk」で日々綴っているブログにも熱心なファンが多い。夫でイラストレーターの小池高弘との共著による自主制作イラストエッセイ集『sketch 1、2』ほか、2018年秋にも新刊を出版予定。

カテゴリー