春の景色を彩る代表的な花といえば、チューリップが真っ先に思い浮かびます。
チューリップは赤・黄・ピンク・紫・白など多彩な色があり、3月~5月に開花します。日本では公園や庭先で見かけるだけでなく、花屋さんの店先にも並び、ギフトの花束やお部屋に飾るアレンジにも人気がありますね。
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春の訪れを感じさせるチューリップ。花瓶に生けても可愛らしいですが、気がつくと茎が伸びたり、曲がってしまうことがよくあります。実はチューリップは切り花になっても成長し続けるため、光や水の影響を受けやすいのです。そこで、できるだけ花の向きを揃えて飾るための工夫をいくつかご紹介します。
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まずは部屋の中央やテーブルの中央など、四方から光が当たる場所に置くと、特定の方向に曲がりにくくなります。
また、水の量を浅め(3〜5cm程度)にすると、茎が伸びすぎるのを抑えられます。
(水を多く入れると、茎がどんどん伸びて曲がりやすくなります。)
またチューリップは、茎が長いほど曲がりやすいので、短めにカットしていけると曲がりにくくなります。
ほんのひと手間で、より素敵なチューリップのある暮らしを楽しんでみてください。
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また、チューリップは、花の本数によって意味が変わることを最近知りました。これは、花言葉や贈り物の文化が長い歴史の中で発展してきたためです。特にチューリップはヨーロッパを中心に人気があり、多くの国で愛や感謝の象徴とされてきました。
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例えば、1本のチューリップは「あなたが運命の人」、3本は「愛しています」、11本は「最愛」、99本は「永遠の愛」、108本は「結婚してください」という意味を持ち、プロポーズに使われることもあるそうです。
日本では、チューリップの本数ごとの意味はあまり浸透していませんが、縁起の良い数字や悪い数字があり、それが花束の本数にも影響しています。
チューリップだけでなく、バラやカーネーションなども本数によって意味が変わるようです。
贈る際にはその意味を添えて贈るのも面白いですね。
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鬼頭郁子 旬を取り入れた花とテーブルの教室は主婦からプロまで幅広く支持され、全国から生徒が通う。 |
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