もうすぐクリスマス…。我が家もコンソールテーブルに小さなクリスマスグッズを飾りました。
この季節、街にはイルミネーションがロマンティックに煌めき、華やかにに飾り付けられたクリスマスツリーで彩られます。
実はこのクリスマスツリーの飾りには定説があるのはご存知ですか。定番のツリー上に輝くトップスターは、キリストが馬小屋で生まれた時に、3人の賢者をベツレヘムへ導いた大きく輝く天空の星を表すものだといわれています。また、ツリーの下を囲んでいるたくさんのプレゼントや、ツリーの近くにトナカイやソリが飾られているのも定番ですね。
では、ツリーに使われる木がモミの木になった理由はご存知ですか。ツリーにモミの木を使用したのは中世のドイツだといわれています。理由には諸説ありますが、ゲルマン民族が、冬至のお祭りにモミの木を「神様への贈り物」として捧げた事や、1年中、緑色の常緑樹であるモミの木は、「絶えることのない永遠の命の象徴」として定着したようです。当時は、「モミの木には小人が宿る」ともいわれ、モミの木に食べ物や花を供えると、小人が集まってきて、人に力を与えてくれると信じられていました。これらの常緑樹信仰が、クリスマスツリーのルーツだといわれています。
また、モミの木は、クリスマスツリーだけでなくクリスマスリースにもかかせません。杉やヒバやブルーアイスなどの常緑樹を使ってリースを作ると、森の香りに癒されます。この常緑樹の香りには、森林浴に近いリラックス効果とリフレッシュ作用を得ることができるといわれています。
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